ピカ☆ンチ と ピカ☆☆ンチ
ピカ☆ンチ
ある時期になると、少年たちが経験する通過儀礼のようですごく好きです。壊したかったのは、屋形船じゃあない何か。スタンドバイミーの「死体を捜しに行く物語」とは全く異なりますけれども、屋形船を壊す彼らにはそれが髣髴させられました。
ピカ☆☆ンチ
続編反対派でしたが、続編でしか出来なかったこともあると思うのでそれはそれとし。
続編でしか出来なかったという面で、私がこの作品の中で一番好きなシーンは、あれだけ前作で「乗らない」と言っていた屋形船に乗るチュウと、それを目撃する3人のシーン。
いやおうない時間の流れと、それを拒む事が出来ない葛藤。こうありたいと、かつて望んだ大人の姿とは少しずつ離れていく自分。目が合った瞬間、それぞれの胸に去来したもの。
―――少年期の名残を失わないうち、その次へと進まねばならない人間の姿が見えるので、このシーンは本当に好きです。
翔くんがピカンチについて『維持と離別』といった言葉を上げておりましたが、本当に的確。
DVD特典の「助監督 戸塚寛人撮影日記」
………なんじゃあこりゃあ!(笑)と。
イエスアンダスタン。ご覧になっていらっしゃらない方には解りにくくなるかもしれませんが…
これはもちろん全部フィクションなのですが、ピカンチ制作の助監督戸塚がハルくんに惚れてしまい。
試行錯誤するうち、タクマやシュンもハルを狙っていることに気付き。
ああ、この恋をどうやって伝えよう?とかなんだかしているうちに、制作も終了し恋心は手紙にしたため川へ。という。
…あれですよ。そもそも耳打ちやら無駄な接触が多いグループなんで、そういう仲良し場面にいやなナレーションが流れると笑えて仕方が!!(笑)
にのが大野くんに耳打ちするときなんか…もう二人とも土管にいそうな生き物のようで可愛くてねTT。
相葉ちゃんも、こそこそって具合に大野くんの耳元で何か言って二人して笑ってみたり。
そういった面白要素にも笑わせていただきましたが、個人的には「撮影日記」というからに、
「ハル」と「大野くん」の表情の違いが見られて、とても嬉しかったり。
こちらも特典の座談会。
特に面白いと思ったのが、1人にガンガン音楽を聞かせておいて、他の4人がその1人について話をするというもの。
これは……いいね。確か大野くんは「主役主役っていうわりに、そんな主役じゃなかったね」とか誰かに言われていた気が。
わわ…そのとおりすぎて何も言えない。
にのはスケボーが出来ない子ね、翔くんは筋肉すごくて絡みづらい、松本さんのメイクはにのの5倍、相葉ちゃんは事実上の降格だとかなんとか。言いたい放題ですよ(笑)